ちょっと考えてみた31

ここでは用語を整理してみます。『シリアライゼーション』『エンコード』『パース』

 

さて、ミステリー小説はよく読むでしょうか。そこに暗号というものが出てくることがあります。これは、あることを伝えたいが、ほかの人には知られたくないために、特定の人だけにわかるように暗号化して渡します。特定の人が持っている知識や本などがヒントとなる規則性をもとに復号化して理解できます。

 

エンコードはこの暗号化に似てます。

APIでは、リクエストに対して、レスポンスとして、あるオブジェクトを送りたいのですが、特定の人だけに返したいわけです。そこで、JSON形式ファイルに『符号化、暗号化(=エンコード)』して送ります。このとき、バイナリデータにまですることもあります。これらのことを『シリアル化=シリアライゼーション』といいます。

JSON形式は、この場合の規則性であり、JSON形式ファイルは暗号文です。

受け取ったクライアントは、それをデコードして、オブジェクトを作成するわけです。ただし、要素を取り出すだけなら、パース(解析)するだけでよいです。

シリアライズという動詞はあまり聞いたことがありません。これはコンピュータ用語みたいです。